展覧会の画像一覧:ミリアム・カーン @ ワコウ・ワークス・オブ・アート Exhibition Images: Miriam Cahn @ WAKO WORKS OF ART
喜んで、2012年と今年のWAKO WORKS OF ARTと関係しているミリアム・カーン作の画像をこちらに同封させていただきます。
Miriam Cahn ミリアム・カーン 「photographs」@ WAKO WORKS OF ART
2018年3月10日 – 5月12日
日月祝・休廊
http://www.wako-art.jp/top.php
昨年のドクメンタ14、今年のシドニー・ビエンナーレや東京国立近代美術館などでカーン氏の作品が展示され、また翌2019年には、パブロ・ピカソの《ゲルニカ》で知られるマドリードのソフィア王立芸術センターで、大規模な個展の開催が決定しています。
WAKO WORKS OF ARTのPRにより:
70年代にニュー・フェミニズムや反核運動の影響を強く受けたカーンは、バーゼル郊外の環状道路に描いたグラフティの屋外作品で注目を浴び、その名が広く知れ渡りました。その後も、大きな布に黒鉛で描いたパフォーマンス性をともなうドローイングや、色鮮やかな水彩作品の「原子爆弾」のシリーズなど、多彩な表現方法を用いて制作を続けてきました。第21回シドニー・ビエンナーレの芸術監督を務める片岡真実は「ミリアム・カーンの作品に頻繁に描かれるモチーフは、率直、単純、そして具象的でありながら、特定の形を持たない強い衝動や感情、不可視のエネルギーをうちにひめた、言うなればマグマを蓄えた火山のように見える。」(本展カタログより)と述べています。今回展示される写真作品にも、動植物・風景・建築といった、カーンが長年描き続けてきたモチーフが登場し、彼女の絵画作品にも通じる被写体への眼差しを垣間見ることができます。写真作品という、これまであまり注目されることのなかった側面を通じて、ミリアム・カーンの作品に新たな光をあてる契機となれば幸いです。
より詳細な情報へ:
http://www.wako-art.jp/artists/miriam_cahn/
ミリアム・カーン氏 @ WAKO WORKS OF ARTのオープニング、「meine juden, atombomben und andere arbeiten」個展、2012年3月24日。壁の展示インスタレーション:「私のユダヤ人」(My Jews) 2005 – 11、oil on canvas
今年の東京国立近代美術館:ミリアム・カーン「私のユダヤ人」(My Jews) 2005 – 11、oil on canvas、Private collection、Long term loan (Museum of Modern Art, Tokyo 2018)
今年の東京国立近代美術館:ミリアム・カーン「無題」(Untitled)、oil on canvas、2016、Private collection、Long term loan (Museum of Modern Art, Tokyo 2018)
ミリアム・カーン作「風景のような」(landschaftlich)、13.08.2017、 inkjet print、set of 32 works、unique @「photographs」 WAKO WORKS OF ART、5月12日まで
ミリアム・カーン作品 @「photographs」、WAKO WORKS OF ART、5月12日まで
ミリアム・カーン作「A- + H- tests」10.05.1987、watercolor on paper (set of 3)、2012年の展覧会
「meine juden, atombomben und andere arbeiten」の展示風景、2012年
ミリアム・カーン作「2 x ich」2011、oil on canvas、detail、Collection of The National Museum of Art、Osaka、国立国際美術館蔵、大阪
ミリアム・カーン作「haupt- + nebenhaus」2005、oil on canvas、Collection of The National Museum of Art、Osaka、国立国際美術館蔵、大阪
ミリアム・カーン作「ブルカの怒り」(burkazorn) 2010、oil on canvas、wood board、個人蔵
アップデート:
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参考:
展覧会の画像一覧(2014年4月27日)
新しい展覧会やカタログを巡って、日本美術史から現代アート実践までを詳しく勉強するアート・ラバーが増えつつあります。このことは、若いアート制作者、鑑賞者、コレクターになろうとしている方々が、一歩一歩前向きに、今までの知識を確認し、円熟させる道を辿っている事と言えるでしょう。
続き:
https://art-culture.world/articles/シミュラークルから物語的な知覚アートまで:展/
ここに載せた写真は、すべて「好意によりクリエーティブ・コモン・センス」の文脈で、日本美術史の記録の為に発表致します。
photos: cccs courtesy creative common sense