女性の力強さ @ バイエラー財団:ベルト・モリゾ、メアリー・カサット、パウラ・モデルソン=ベッカー、ロッテ・ラーゼルシュタイン、フリーダ・カーロ、アリス・ニール、マレーネ・デュマ、シンディ・シャーマン、エリザベス・ペイトン The Strength Of Women @ Fondation Beyeler: Berthe Morisot, Mary Cassatt, Paula Modersohn-Becker, Lotte Laserstein, Frida Kahlo, Alice Neel, Marlene Dumas, Cindy Sherman, Elizabeth Peyton
フリーダ・カーロ「ベルベットのドレスを着た自画像」 油絵、79.7 x 59.9 センチ、部分、1926年 @ バイエラー財団 2021年 美術館がオープン!
私たちはCOVID-19ウイルスを倒しました!
リジョイ!
展覧会の魅惑!
今日は多くの素晴らしい作品が拝見できて、ものすごい感激なアーティストたちのラインナップを楽しめました、つまり:
ベルト・モリゾ、
メアリー・カサット、
パウラ・モデルソン=ベッカー、
ロッテ・ラーゼルシュタイン、
フリーダ・カーロ、
アリス・ニール、
マレーネ・デュマ、
シンディ・シャーマン、
エリザベス・ペイトン。
これまでに観たことのない傑作に、新たな発見や驚くべき星座や啓示が加わります。西洋のモダニズムとポストモダニズムにおける、人間の条件、女性の魂、女性のまなざし、女性の人生を感じる「CLOSE-UP」展 @ バイエラー財団(スイス)です。
欧米の女性アーティストが広く活躍できるようになった初期の時代。肖像の概念が大きく変化し、個人の概念が根本的に見直された時期でもある。印象派が古典的な肖像画に変革をもたらしたように、20世紀初頭、アーティストたちは似ているという概念を完全に捨て去る実験を行った。その後、ポートレートが、新たな主観性や表現の可能性を追求するための表現形式となり、今回、各作家の作品には、それぞれの時代に根ざし、そこから生まれた肖像画の形があります。
細かい情報は、バイエラー財団のサイトをご覧ください。明後日から展覧会が開催されます。
CLOSE-UP @ Fondation Beyeler (Switzerland)
2021年9月19日〜2022年1月2日
https://www.fondationbeyeler.ch/ausstellungen/close-up
コロナの関係で、作品の国際的な貸し出しは簡単ではなく、お互いの協力でうまく進めました。36の美術館と約63の個人コレクションからの借り入れ、他の美術館でそれぞれの本展のアーティストたちの展覧会のスケジュールに合わせる、変更するのは組織的仕事でした。
多言語のカタログと展示の案内用のアーティスト・ブースは完璧です。
また、このような驚異的な展覧会を東京でも開催できたらいいな〜、と。19世紀初頭から現在に至るまで、もちろん、アジアの女性アーティストたちのみ。よろしくお願いしま〜っす。
2021年9月17日、リーヘン/バーゼル
亜 真里男
バイエラー財団の美術館前
「大写し」展 @ バイエラー財団
Berthe Morisot
ベルト・モリゾ「自画像」油絵、61 x 50 センチ、1885年 (Musée Marmorean Monet, Paris)
ベルト・モリゾ「プシュケーの鏡」油絵、65 x 54 センチ、1876年 (Museo Nacional Thyssen-Bornemisza, Madrid)
ベルト・モリゾ「プシュケーの鏡の前」油絵、55 x 46 センチ、1890年 (Fondation Pierre Gianadda, Martigny)
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Mary Cassatt
メアリー・カサット「若い女性の読書」油絵、40.3 x 63.2 センチ、1878年 (Diane B. Wilsey Collection)
メアリー・カサット「シアターボックス内」油絵、81.3 x 66 センチ、1878年 (Museum of Fine Arts, Boston)
メアリー・カサット「眠い子供を洗う母親」油絵、100.3 x 65.7 センチ、1880年 (Los Angeles County Museum of Art)
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Paula Modersohn-Becker
ポーラ・モデルソン=ベッカー「花畑の前で子供を持つ少女」厚紙にオイルテンペラ、46 x 48 センチ、約1902年
ポーラ・モデルソン=ベッカー「緑の背景に青いアイリスを配した自画像」キャンバスにオイルテンペラ、40.7 x 43.5 センチ、約1905年 (Kunsthalle Bremen)
ポーラ・モデルソン=ベッカー「琥珀の首飾りをつけたセミヌードの自画像 II」キャンバスにオイルテンペラ、61.1 x 50 センチ、1906年の夏 (Kunstmuseum Basel)
その他に、展示されてない作品:
ポーラ・モデルソン=ベッカー「レモンを持った自画像」1906/07年
ポーラ・モデルソン=ベッカー「結婚6周年記念の自画像」1906年
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Lotte Laserstein
ロッテ・ラーゼルシュタイン「白襟の自画像」厚紙に油彩、32 x 24 センチ、約1923年
ロッテ・ラーゼルシュタイン「母親と子供」木材に油彩、46 x 38 センチ、約1926年 (1927年3月前)
ロッテ・ラーゼルシュタイン「モンゴル人」木材に油彩、27.1 x 21.8 センチ、約1927年
ロッテ・ラーゼルシュタイン「フリードリヒスルーハー通りのアトリエでの自画像」キャンバスに油彩、32 x 42 センチ、約1927年 (Berlinische Galerie)
ロッテ・ラーゼルシュタイン「私のアトリエにて」木材に油彩、46 x 73 センチ、1928年
ロッテ・ラーゼルシュタイン「私のアトリエにて」木材に油彩、46 x 73 センチ、部分、1928年 (色は少し明るく)
ロッテ・ラーゼルシュタイン「化粧用のコンパクトを持つロシア人女子」木材に油彩、31.7 x 41 センチ、1928年 (Städel Museum)
ロッテ・ラーゼルシュタイン「ロシア人女子」木材に油彩、32 x 23 センチ、約1928年 (Städel Museum)
ロッテ・ラーゼルシュタイン「ポリ・ティーク」キャンバスに油彩、90.5 x 80.5 センチ、1929年
ロッテ・ラーゼルシュタイン「ポリ・ティーク」キャンバスに油彩、90.5 x 80.5 センチ、部分、1929年
ロッテ・ラーゼルシュタイン「女性のテニスプレイヤー」キャンバスに油彩、110 x 95.5 センチ、1929年
ロッテ・ラーゼルシュタイン「女性のテニスプレイヤー」キャンバスに油彩、110 x 95.5 センチ、部分、1929年
ロッテ・ラーゼルシュタイン「私と私のモデル」キャンバスに油彩、49.5 x 69.5 センチ、1929/1930年
ロッテ・ラーゼルシュタイン「私と私のモデル」キャンバスに油彩、49.5 x 69.5 センチ、部分、1929/1930年
(おまけ、特別に、展示されてない作品、モデル:Traute Rose)
ロッテ・ラーゼルシュタイン「鏡の前」キャンバスに油彩、1930-1931年
ロッテ・ラーゼルシュタイン「ポツダムの夕暮れ」キャンバスに油彩、111 x 206 センチ、1930年 (Neue Nationalgalerie)
ロッテ・ラーゼルシュタイン「横になる女子、青背景」紙に油彩、69 x 93 センチ、約1931年
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Frida Kahlo
Fri(e)da Kahlo’s first self-portrait painting at 19, see below:
フリーダ・カーロ「ベルベットのドレスを着た自画像」 油絵、79.7 x 59.9 センチ、1926年
フリーダ・カーロ「ベルベットのドレスを着た自画像」 油絵、79.7 x 59.9 センチ、部分、1926年
Frida Kahlo Signature: FRIEDA KAHLO
Check out the wrongly published biography by herself.
She was not a Jewish but a Protestant, in the lineage of her German father.
“Frida Kahlos Vater, Carl Wilhelm Kahlo (1871–1941), entstammte einer bürgerlichen Familie aus Pforzheim. Frida Kahlo behauptete, die väterliche Familie sei ungarisch-jüdischer Abstammung gewesen. Eine neuere Biografie belegt jedoch, dass der Vater einer lutherisch-deutschen Familie mit Wurzeln in Pforzheim und Frankfurt entstammte.”
https://de.wikipedia.org/wiki/Guillermo_Kahlo
FRIEDA is the German word for Frida.
She was born in 1907 and not in 1910.
フリーダ・カーロのドイツ人父親、ギリェルモ・カーロの写真 1926年、フリーダ
フリーダ・カーロの父親、ギリェルモ・カーロの写真 フリーダ 1926年
フリーダ・カーロ「アレハンドロ・ゴメス・アリアスの肖像画」 木材に油彩、61.5 x 41 センチ、1928年
フリーダ・カーロ「アレハンドロ・ゴメス・アリアスの肖像画」 木材に油彩、61.5 x 41 センチ、部分、1928年 (色は明るく)
フリーダ・カーロ「ジーン・ワイト夫人の肖像画」 キャンバスに油彩、63.5 x 46 センチ、1931年 (Berggruen Collection)
フリーダ・カーロ「ジーン・ワイト夫人の肖像画」 キャンバスに油彩、63.5 x 46 センチ、部分、1931年 (Berggruen Collection)
フリーダ・カーロ「私のドレスはそこにぶら下がっている」 メゾナイトに油彩とコラージュ、46 x 55 センチ、1933年 (FEMSA Collection)
フリーダ・カーロ「私のドレスはそこにぶら下がっている」 メゾナイトに油彩とコラージュ、46 x 55 センチ、部分、1933年(色は明るく)
フリーダ・カーロ「祖父母と両親と私(家系図)」 亜鉛にオイルテンペラ、30.7 x 34.5 センチ、1936年 (MoMA)
フリーダ・カーロ「自画像:額縁」 アルミに油彩、28.5 x 20.7 センチ、1938年 (Centre Pompidou)
フリーダ・カーロ「ボニートと自画像」 メゾナイトに油彩、54.6 x 43.2 センチ、1951年 (Private Collection, Courtesy Thomas Ammann Fine Art AG, Zürich)
フリーダ・カーロ「ファリル博士の肖像画と自画像」 メゾナイトに油彩、41.8 x 50.2 センチ、1951年 (Private Collection, Courtesy Hauser & Wirth Collection Services)
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アップデート2021年9月23日:
Frida Kahlo “Diego y yo (Diego and I)” 1949, Estimate in excess of US$30 million @ Sotheby’s
Frida Kahlo “Diego y yo (Diego and I)” 1949
https://www.sothebys.com/en/articles/frida-kahlos-final-bust-self-portrait-from-the-1940s
Alice Neel
アリス・ニール「イザベッタ」油絵、80 x 61 センチ、1930年
アリス・ニール「ハロルド・クルース」油絵、78.7 x 55.9 センチ、約1950年
アリス・ニール「マックス・ホワイト」油絵、101.9 x 71.6 センチ、1961年
アリス・ニール「アンディ・ウォーホル」キャンバスに油彩とアクリル、152.4 x 101.6 センチ、1970年 (Whitney Museum)
アリス・ニール「アンディ・ウォーホル」キャンバスに油彩とアクリル、152.4 x 101.6 センチ、部分、1970年
アリス・ニール「妊娠中の女性」油絵、101.6 x 152.4 センチ、1971年
アリス・ニール「青い帽子のオリビア」油絵、1973年
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Marlene Dumas
マレーネ・デュマ「画家」油絵、200.7 x 99.7 センチ、1994年
マレーネ・デュマ「画家」油絵、200.7 x 99.7 センチ、部分、1994年
マレーネ・デュマ「エイミー – ピンク」油絵、40.5 x 30 センチ、2011年
マレーネ・デュマ「花嫁」油絵、300 x 100 センチ、2018年
マレーネ・デュマ「シャーロット・ランプリング」油絵、30 x 40 センチ、2018年
マレーネ・デュマ「歯」油絵、40 x 30 センチ、2018年
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他のマレーネ・デュマの作品をこちらへご覧ください
現代美術コレクター、兼オークションハウス・クリスティーズ社長フランソワ・ピノー氏のコレクション展 in モナコ公国
Contemporary Art Collector, Christie’s Auction House Owner François Pinault Shows His Collection In The Principality of Monaco
https://art-culture.world/articles/pinault-collection-ピノー・コレクション/
Cindy Sherman
シンディ・シャーマン「無題」綿、ウール、糸、アクリル、メルクリセ、ルレックス、織り込み、285.8 x 218.4 センチ、2019年、展示風景
シンディ・シャーマン「無題」綿、ウール、糸、アクリル、メルクリセ、ルレックス、織り込み、285.8 x 218.4 センチ、2019年
シンディ・シャーマン「無題」綿、ウール、糸、アクリル、メルクリセ、ルレックス、織り込み、285.8 x 218.4 センチ、部分、2019年
シンディ・シャーマン「無題(ダブルポートレート)」クロモグラフィー・プリント、ディプティク、各 50.8 x 61 センチ、1980年
シンディ・シャーマン、展示風景、「無題」作、クロモグラフィー・プリント、1981年〜2016年
シンディ・シャーマン、展示風景、「無題」作、クロモグラフィー・プリント、1981年〜2016年、部分
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Elizabeth Peyton
エリザベス・ペイトン「東京 (クレイグ)」木材に油彩と石膏、26 x 20.6 センチ、1997年
エリザベス・ペイトン「ニック(ラ・ランチョンマット2002年12月号)」木材に油彩、18.4 x 22.9 センチ、2003年
エリザベス・ペイトン「イサ・ゲンツケン1980年」木材に油彩、35.6 x 27.9 センチ、2010年
エリザベス・ペイトン「グレタ」木材に油彩、43.2 x 35.6 センチ、2019年
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他のエリザベス・ペイトンの作品をこちらへご覧ください
アーティストたちによって裸にされたアート・バーゼル、さえも*
ART BASEL Stripped Bare by Her Artists, Even*
https://art-culture.world/articles/art-basel-stripped-bare-by-her-artists-even/
Explanation setting with videos
In the explanation setting also following work:
Marie Bashkirtseff “L’Académie Julian” 1881 (Dnipropetrovsk State Art Museum)
Marie Bashkirtseff “L’Académie Julian” 1881, detail
https://en.wikipedia.org/wiki/Académie_Julian
https://ja.wikipedia.org/wiki/アカデミー・ジュリアン
Marie Bashkirtseff “L’Académie Julian” 1881 (Dnipropetrovsk State Art Museum)
at the exhibition wall:
“The transport of this work is supported by Victor Pinchuk”
Marie Bashkirtseff “Autoportrait à la palette” Oil on canvas, ca. 1883 (Musée des Beaux-Arts Jules Chéret – Ville de Nice)
Dying of tuberculosis at the age of 25, Bashkirtseff lived just long enough to emerge as an intellectual in Paris in the 1880s. She wrote several articles for Hubertine Auclert’s feminist newspaper La Citoyenne in 1881 under the nom de plume “Pauline Orrel.” One of her most-quoted sayings is “Let us love dogs, let us love only dogs! Men and cats are unworthy creatures.”
quote from:
https://en.wikipedia.org/wiki/Marie_Bashkirtseff
https://ja.wikipedia.org/wiki/マリ・バシュキルツェフ
At the entrance of the museum Fondation Beyeler:
In memoriam – Doris Ammann (2021)
今日。お付き合いは長い、友人のサム・ケラー氏。バイエラー財団のミュージアム・ディレクター、2000年から2007年まで、アートフェア「アートバーゼル」のディレクターを務めました。
サム・ケラー氏
サム
さー、誰の作品かなー? 答えは、今度、、、:)