ヒラリー・ハークネスが創り出す魅惑の世界 (2/2) The Fascinating World Created by Hilary Harkness (2/2)
絵画を唯一のオリジナルな表現手段として選び、最も魅力的な現代アーティストの一人であるヒラリー・ハークネス。日本では彼女の謎めいた世界観がまだ発表されていない。幸いで、三回、ART+CULTUREの日本読者には最新作を詳しく紹介することができたので、ハークネスの吸引力がどこにあるのかを、ある程度、知ることができた。
1971年生まれヒラリー・ハークネスさんは米国のアーティスト。彼女の絵画は、女性だけが住む超現実的な世界を描くことが多い。彼女はしばしば、複雑に配置された機械的または軍事的な環境の中に置かれた小型化された人物としての女性の主題を描き、通常、エロティック、暴力的、またはサド・マゾヒスティックな快楽シナリオに従事している。そのため、彼女の作品はクィア・アートとみなされてきた。ハークネスは幼い頃からレズビアンであることを自認してきた。セックスやセクシュアリティのが、明らかに彼女のアート・プラクティスに影響を与えている。その後、アフリカ系アメリカ人女性のアラ・タッカーと交際。2015年に結婚し、ハークネスにとって2度目の結婚となった。有色人種の女性との交際は彼女の目を開き、理想的な美に対する視点を再認識、再概念した。彼女は一般的な「人形」のような白人女性を描くことから、あらゆる色の女性を描くことに変更した。このように、彼女のクィア・アイデンティティと私生活の発展は、キャリアを通しての作品の発展に反映されている。今回、アート・バーゼルで発見した機に、三作を紹介できることはとても嬉しくと思っています。考えさせる全体像を大分近くにきたと気がします。
令和6年8月14日
亜
In “Pleasing Papa”, Harkness for the first time brings a historically specific man into the mix, with a leering Ernest Hemingway (a protégé-turned-adversary of Stein’s) flanked by Alice B. Toklas (right) and Gertrude Stein (left).
End of pics from Art Basel 2024.
Bonus pics:
Quote:
“Harkness also explores the Eastern front of WWII with “Red Sky in the Morning”, a large “cross-section” painting of the WWII Japanese battleship Yamato, which was sent on a suicide mission toward Okinawa in 1945 (and, in Harkness’ telling, is populated with samurai and geishas).”
see also:
ヒラリー・ハークネスが創り出す魅惑の世界 (1/2)
The Fascinating World Created by Hilary Harkness (1/2)
https://art-culture.world/articles/hilary-harkness-ヒラリー・ハークネス/