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「AIが正確・客観的に作品を同定」、、、本当か?疑問。 アートの創作・流通・コレクションを加速させる。デジタル証明書「clarus ID」とは何か

BT
ここに載せた写真とスクリーンショットは、すべて「好意によりクリエーティブ・コモン・センス」の文脈で、日本美術史の記録の為に発表致します。CCCS.

BT 美術手帖のサイトで、promotionの記事が目立っていました。
記録の為、一部をこちらに載せますが、full textをリンクへ。


アートの創作・流通・コレクションを加速させる。デジタル証明書「clarus ID」とは何か

アート作品の真正を見定めるのは古来、至難の業だった。しかし現代のテクノロジーを活用して、この課題を解決せんとするサービスが誕生した。AIによって贋作すり替えの有無を見極め、ブロックチェーンで書き換え不可のデジタル証明書を提供する「clarus ID」だ。4月には、京都 蔦屋書店での個展にて利用されることとなる。サービスを開発運営する株式会社clarus代表取締役の東原達矢、サービス利用の現場である京都 蔦屋書店の荒川玲衣、そして今回初めてサービスを利用するアーティスト井村一登に、clarus IDの意義や使い心地について語りあってもらった。
聞き手・文=山内宏泰 撮影=手塚棗

「clarus ID」のポイント

・独自開発の画像判定AIを用いた、新しい基盤となりうるデジタル証明書 (国内外特許出願中)
・対象作品を問わず、1点ものでも少量の画像データから贋作すり替え有無を判定
・鑑定書や箱書きなど、既存の証明の仕組みと併用可能
AIが正確・客観的に作品を同定

東原達矢(以下、東原) 私はこれまで主に「テック×事業開発」の仕事をしてきました。その知見を活かしてアート領域の課題を解決できそうだと考え、2022年に株式会社clarusを立ち上げました。アート業界に関わるのは初めてなので、多少の戸惑いや驚きはありますね。独特のカルチャーがありますし、ITとあえて距離を置いてる方も多いので。私たちのサービスを使ってもらうにはどうアプローチするといいかを考えながら、プロダクトの改良も手がける日々です。そんななか、京都 蔦屋書店さんも今回初めて個展で利用してくださることとなり、心強い限りです。

Profile
ひがしはら・たつや
1988年福岡市出身、京都市在住。株式会社clarus(クラルス)代表取締役。京都大学経済学部卒業後、デロイトトーマツコンサルティング・3Mなどを経て、AIベンチャーのエクサウィザーズにて会社初期から上場後にかけて、部門長として新規事業部立ち上げをリード。その後現職に至る。

あらかわ・れい
1986年東京都出身、京都市在住。京都 蔦屋書店(TTC LIFESTYLE株式会社)在籍。2019年にCCCに入社、銀座 蔦屋書店にて現代アートの展覧会企画・進行担当を経て、京都 蔦屋書店の立ち上げに従事、同店に在籍中。

いむら・かずと
1990年京都市生まれ。2017年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。内面、外見を双方向から知る存在がいないことに興味を持ち、自身を内包させた鏡を他者に見せることをテーマに制作を行う。それは光学機器や映らない鏡、魔鏡、黒曜石、回転液体鏡など、素材や技法を横断し、現代の科学から神話や祭祀など考古学的観点まで遡り、人と鏡の関係性の変遷を追う。主な展覧会に「折衷案がもたらすNレンマ」(KANA KAWANISHI GALLERY、2024)「マツモト建築芸術祭」(松本市、2022・2023)、「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2021」(横須賀市猿島、2022)。

full text:
https://bijutsutecho.com/magazine/special/promotion/28745