パリ・ノートルダム大聖堂 ー ランス・ノートルダム大聖堂 (レオナール・フジタ) Cathédrale Notre-Dame de Paris - Cathédrale Notre-Dame de Reims (Léonard Foujita)
ある意味、パリの象徴的建築物の一つであり、中心地点、歴史、観光、文化 (小説、映画、伝統絵画)を結びつけるトポスである3日前の映像を見て、説明しにくいですが、急にヨーロッパ人としての心が動き、大きなショックを受けました。
ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)で起きた大規模な火災を受けてから、マクロン大統領はテレビ演説を行い、「大聖堂を5年以内に、これまで以上に美しく再建させる」と訴え、再建に向けて国民に協力を呼びかけました。
すでに、フランス内外からの巨額支援表明が相次いでおり、現代アートコレクターの中では、ヴェネツィアのピノーコレクションのフランソワ・ピノー (François Pinault)が1億ユーロ (126億円)、これに続くように、巨大ブランド企業モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)が2億ユーロ(250億円)の寄付を表明しました。
ノートルダムといえば、私達夫婦にとって特別な旅が思い出されます。
パリのノートルダム大聖堂もミュージアムパスで登りましたが、レオナール・嗣治・フジタの世界を巡る中で訪ねた、フランス北東部の街、ランス(Reims)にもあるノートルダム大聖堂 (Cathédrale Notre-Dame de Reims)や、フジタ・チャペル(La Chapelle Notre-Dame-de-la-Paix=Chapelle Foujita=フジタ礼拝堂)の記憶がよみがえりました。
Coverに私のスナップ写真を2枚並べてみましたが、左のランス大聖堂の方が豪華に観えます。(忘れてはいけないのは、キリスト教のカトリック教会から分離したプロテスタントの方は、その豪華さを拒否します。)
調べると、ランス・ノートルダム大聖堂と、パリのノートルダム大聖堂は、ほぼ同時期に建てられており、フランスを代表するゴシック建築、ローマ・カトリック教会の代表的大聖堂です。
スピリチュアル・シーカー(「霊的な探求者」Spiritual seekers)にとって、古い建物、モスク、お寺、神社、教会、これらの中では特別な空気、共通した感情、「不思議」なオーラを体感できる場となっています。
ちなみに、フジタ夫妻は、1959年 (←私の生まれ年)、なぜランス・ノートルダム大聖堂で洗礼を受けたのか、また、同じ大聖堂でLéonard Foujitaの葬式が行われたのか、次のリンクで理解できるかもしれません。
Ms. and Mr.Foujita received on 14th of October 1959 the Christian baptism in the Cathédrale Notre-Dame de Reims
藤田嗣治・Léonard Foujitaの作品との出会い(1)
Encountering the works by Léonard Tsuguharu Foujita (1)
https://art-culture.world/articles/foujita-tsuguharu-leonard-tsuguharu-foujita-kimiyo/
東京、平成31年4月18日
亜 真里男
レオナール・フジタの葬儀、ランス・ノートルダム大聖堂、1968年2月4日、Funeral of Léonard Foujita in the Cathédrale Notre-Dame de Reims, 4th of February 1968