我が国にっぽんの恥「日展」 "Nitten", the Shame of our Nation Nippon
おかげさまで、2013年にUPしたこの記事は、約30万のアクセス数となりました。読者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
昨年(2017年、秋)の東京で行われた改組 新 第4回日本美術展覧会では、 有料の入場者数が4万4788人まで下がりました。
展示空間は当初に比べ縮小し、会期も5週間から3週間に短くなって、広告代も減り、4色の新聞広告は1色に変わりました。
改新しても、
相変わらず、
日展のアート・プラクティスはダサく、
日展のアーティストたちの作品は古臭いまま。
日展会場では背広姿の汚職センセイによるレクチャー実践。
彼らが地元でも行う日本アート教育は腐った匂い。
これが日本を代表するだと、偉そうにするな。
秘密的には、銀座のホステス・クラブで内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、東京都知事賞の授賞者10人を決める、おっさん日展。
このオッサン団体は、我が国の税金を食っています。
文化庁の後援は、まるでオッサン同士の助け合いに見え、情けなく、やめて頂きたい。
公益社団法人日展には、内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、東京都知事賞の副賞という賞金(国と都民の税金から)の支出に関する儀式があるのですが、それを公式(インターネットなど)に一度も発表していない、特に賞金金額などが不明なのは疑獄と言えます。
繰り返させていただきます。
学校の先生方へ、大きなお願いです:きちんと、我が国のアート実践を勉強してください。現代アートの学芸員・キュレーターたちの仕事を尊重してください。生徒さんを横浜ー、あいちー、福岡トリエンナーレ、「大地の芸術祭の里」、「瀬戸内国際芸術祭」、「札幌国際芸術祭」、「BEPPU PROJECT」、「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」などに連れて行ってください。
美術を愛するなら、光州ビエンナーレ、ヴェネツィア・ビエンナーレやドクメンタについても知っておいたほうがいいですよ。
可笑しい「天の声」・「年功序列」を用いる美術団体を否定してください。
目を覚ましなさい。沖縄から北海道まで、にっぽんの生徒の皆さん、今まで、 あなた達は、うまいように操られているんですよ。
東京、「日展の日」、2018年11月9日
亜 真里男
Since about 26 years I’m trying to convince my country Japan that the ultra conservative artists’ group “Nitten” should be abolished. Bribe and ‘amakudari’ among the political party LDP, Yomiuri Newspaper and “Nitten” are common place. Medals by the Emperor, the Prime Minister, the Culture Minister, the Governor of Tokyo a.o. and the influence on Japanese art education are urgent problematic topics to be solved. My article “‘Nitten’, the Shame of our Nation Nippon” emphasizes with harsh criticism my demand towards the Ministry of Culture to abolish its financial (= tax money) and official assistance. Japanese teachers are urgently requested to learn more about contemporary art and its significance for the progressive development of a multi-culturally rich society.
Tokyo, “Day of Nitten”, 9th of November 2018
Mario A
我が国にっぽんの恥「日展」
2013年11月21日
「日本人に生まれて本当によかったと、きょう思いました。文化のために何をしたのかなという反省も大きくあります」と今月、文化の日に文化勲章親授式の記者会見で俳優高倉健さんがこう述べました。
この言葉が私にとって大変複雑な解釈となり、日本美術家 亜 真里男として、「にっぽんで生まれていなくて本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げながら申し上げたいと思います。 (私は、天皇皇后両陛下を含む皇族の方々に、ベルリン、東京、そして皇居の中でお目に掛かったことがありますが、今回の記事に関して、天皇陛下が部分的に関係しています。議論をする上で、客観的で調和のとれた言葉遣いに考慮しなければならないことが、私にとって非常に難しい課題となっております。 ここに、載せた写真はすべて「好意によりクリエーティブ・コモン・センス」の文脈で、日本美術史の記録の為に発表致します。)
ところで、特徴的文化を発信する我が国の素晴らしい現代美術家達は、全く問題なく、世界の一流アーティストとして高く評価されています。ご存知のように、草間彌生、村上隆、奈良美智、杉本博司、荒木経惟、川俣正、森山大道、森村泰昌、森万里子、田中功起などが、 国内外で大活躍中でございます。
さらに、会田誠「巨匠」は今年、森美術館個展で約50万人の鑑賞者を集め、おそらく「日本一の現代美術家」(1)であると言っても過言ではありません。
上記の大多数は、日本美術展覧会 (日展)などに対し、はっきりと「お嫌い」という意思を見せるか、もしくは、アーティスト活動の場としてこれらの組織を認知していないと思います。つまり、世界の現代美術において、年功序列は相応しくないからです。
この記事を書く理由は、NHKや朝日新聞のニュースで、日本美術展覧会の「とんでもございません」疑惑が発表されたからです。我々の税金で支払われている内閣総理大臣賞と文部科学大臣賞の表彰と、その関係の表彰式が一時的に中止になりました。
NHK ニュースによる:
日展 入選者事前割りふりの疑い
(2013年)10月30日 18時18分
国内最大の一般公募の美術展「日展」の「書」の部門で、入選者の数を複数の会派に事前に割りふっていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。
文化庁は日展に対し、速やかに事実関係を調査し報告するよう求めました。
「日展」は、日本画や洋画など合わせて5つの部門で、毎年1万人以上が応募する日本最大の公募美術展です。
審査の不正が行われていた疑いがあるのは、石や象牙などに文字を彫る「てん刻」の部門で、過去、20回以上にわたって、この部門で入選したことのある男性が、NHKの取材に対し明らかにしました。
男性は「特定の会派に入選が集中するように入選数を割りふっていた。50年近く行われてきたことだ」と証言しました。
そのうえで、「審査が行われる前に、日展の顧問の自宅を訪れ、作品を見てもらったお礼として、高額の“指導料”を支払う作家もいる。その作家は、顧問の独断で入選している」と公平な審査が行われていない疑いがあることを明らかにしました。
さらに「日展の理事や審査員含め、応募者のほとんどが、その習わしを知っていたはずだ」と述べました。
一方、審査の不正に関わっていたとされる「日展」の顧問は、NHKの電話取材に対し、「顧問になってから10年の間は、一切、審査に関わっていないため、どんな審査が行われているのか、まったく把握していない」と不正への関与を否定しています。
この問題について、去年3月まで「日展」を所管していた文化庁が、30日寺坂公雄理事長らを呼んで、速やかに事実関係を調査し報告するよう求めました。
理事長は、日展の審査体制や、不正が無かったどうか調査を始めたことを説明したということです。
文化庁芸術文化課の舟橋徹課長は「日展はわが国を代表する美術展なので審査は公正に行われる必要がある。速やかに調査して事実関係を報告してもらいたい」と話しています。
文化庁では報告を受けたあと、現在、日展を所管している内閣府と対応を検討したいと話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131030/k10015684071000.html
日展 総理大臣賞などの選考を自粛
(2013年)11月1日 4時6分
国内最大の一般公募の美術展、日展の「書」の部門で、入選者の数を複数の会派に事前に割りふっていた疑いがあることを受けて、日展は1日から開かれる第45回「日展」で、内閣総理大臣賞などの選考を自粛することを決めました。
この問題は、日展の「書」の部門のうち、石や象牙などに文字を彫る「てん刻」で、審査が行われる前に入選者の数を複数の特定の会派に事前に割りふっていた疑いが持たれているものです。
これを受けて日展は、31日に開いた理事会で、今後の対応について話し合いました。
理事会は非公開でしたが、日展によりますと、1日から東京の国立新美術館で始まる第45回「日展」について、特にすぐれた作品に贈られる内閣総理大臣賞と文部科学大臣賞、それに日展会員賞の選考を自粛することを決めたということです。
また、31日付けで調査委員会を発足させ、審査方法や態勢が適切だったかどうか、今月中に調査報告書をまとめるということです。
NHKのインタビューに応じた日展の寺坂公雄理事長は「不正はなかったと信じているが、日展は公益社団法人であり、透明性とコンプライアンス精神が求められるので、きちんと調査したい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131101/k10015727411000.html
美術家(I.W.)のコメント:
「いま噂の日展ですね… 日本の画壇は本当に幼稚です。まあ、それだけコミニティーが小さいのでしょう。典型的な井の中の蛙大海を知らずです。情けない…」
美術家(M.H.)のコメント:
「そもそも日展の不透明さは書だけですか?美術に関してはどうですか?家の親は書家なのですが、篆刻に限らず日展の書は、昔からずっと変わる事無く、ある一定の書家、会派についている弟子しか、応募しても無駄という世界でした。賞をもらったらお礼金を出さなきゃいけないとか(でないと書家として潰される)、いつまでそ んなことしてるんだろう?と不思議でならなかったです。ここで理事長が言ってる事は嘘っぱちです。お礼金は袖の下なので、明るみには出ないかも知れないけど、アートや書をしていない人達は、日展作家と聞くだけで一流と思ってしまう風潮にも長年呆れていました。日展、いらないです。」
評論家 椹木野衣のTwitterでの発言(11月4日):
「日展の不正審査を叩いて溜飲を下げるのもいいが、こういうことが明るみに出るときに は、それと「並行」して(「裏」ではなく)「なにが起きているのか」を推察しないといけ ないと思うけど。」 「特定のホテルによる悪質な食材偽装ならともかく、ことは「慣習」の次元まで及んでいる のだから、より大きな「制度改革」が射程に入っていると思う。日展の不正審査なんて「公然の秘密」だったのだから、嬉々として叩くより、問題を明るみに出す背後の「力学」を観ないといけない。」
Twitter、2013年10月30日、小松崎拓男さん(金沢美術工芸大学教授、前広島市現代美 術館副館長、元ICC学芸課長):
「私にとって美術団体でコネや金で賞が買われるものだとしても構わない。そんな腐敗の海で権勢を誇っても現実の美術の世界では全く無意味だ。ただそんなところに文化行政と称して税金が使われたり、顕彰の無駄金や役人が跋扈するのが嫌だ。腐れた文化国家なのだと思う。」
そして、日展第5科書の審査に関する報道を受け、その事実関係等を調査するために「第三者委員会委員」として井橋光平(元NHK 総合企画室局長)、髙木佳子(弁護士)、谷福丸(元衆議院事務総長)、濱田邦夫(弁護士・元最高裁判所判事)、藤川忠宏(弁護士)が選ばれました。
http://www.nitten.or.jp/news/images/20131107.pdf
読売新聞社は、毎年大きく応援する日展を「社会運動」として利用し、11月1日には大きな宣伝広告を載せました。11月16日(13:30 – 14:10)には、読売新聞・美術担当記者を努めていらっしゃる文化部長 菅原教夫氏が、日展の会場で『日展の書』についての講演会を行うことが決まっていました。
このことは、日展ニュース、会場(写真上)、日展のチラシ(写真下)、ホームページでの発
表が、ご覧のように提示されていました。
しかし、11月11日、日展のホームページを確認したところ、(スクリーンショット)読売新聞東京本社編集委員 菅原教夫氏の名前は無く、書道文化研究家 西嶋慎一氏に変更されていました。
不祥事が発覚した直後のことで、菅原教夫氏は、公式講演会で他の記者から聞かれたくない事柄があったのではないかと疑ってしまいます。読売新聞は日展を擁護する立場です。私の解釈ですが、不正と言われる日展の協力者であった可能性はなかったか。この数十年で、読売新聞社の美術担当者は、どのぐらい接待、謝金、天下りとの「日展関係」をしていたか、 調査すべきではないでしょうか。
少しここで、私の日本美術家の活動の一部を、振り返らせて頂きます。1990年代、朝日新聞学芸部の田中三蔵記者と知り合います。
(アップデート)
2012年3月3日、追悼 ー 田中三蔵 (過去サイト・アーカイブの再投稿)
https://art-culture.world/articles/tanaka-sanzo/
「2011年 = 草間彌生の年」
http://www.art-it.asia/u/sfztpm/8lqaoytYT6IFNd9ukhvs/
(アップデート)
http://yayoi-kusama.jp
丸木 俊・丸木 位里
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/index.htm
(アップデート)
優作「ディスリンピック2680」@ 風間サチコ展・「原爆の図 丸木美術館」
https://art-culture.world/articles/kazama-sachiko-dislympia-2680-hiroshima-panels-maruki-museum/
この中で私は、実際に作家のアトリエに伺い、単独で彼らにインタビューをしました。(その生声テープは今も私の記録保管所にあります。)「様々な美術団体の変則的なやり方は止めるべきだ」という願いを胸に一生懸命活動しました。
MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
http://www.mimoca.org/ja/
中でも代表的な声を思い返すと、猪熊弦一郎さんは、いつまでも古典的な描き方の巨匠たちに対し、何故、彼らは他の表現に「ジャンプ」できないでしょうか?(新しい表現方法の 開拓になぜ励まないのかという意味)と述べられました。この全インタビューは、私の集英社新書を参照下さい(2)。
加山又造さんからは「なかなか後輩からやめさてもらえない」、佐藤忠良さんには「『かみ』からの勲章はお断りしています」(勲章の有無には作品の価格と昇格が関係する)という意見を伺う事ができました。
宮城県美術館 佐藤忠良記念館
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/information-information-04-03.html
佐藤忠良「美術を学ぶ人へ」
http://yumemasa.exblog.jp/5543137/
https://ja.wikipedia.org/wiki/佐藤忠良
時が経ち、私は本屋で、その大嘘の作品物価が書かれた美術年鑑を発見します。なんと表紙には、勲章を拒否し、一昨年亡くなられた佐藤忠良さんの彫刻画像が使用されており、我が国美術史の皮肉の一つを垣間見ました。
Twitter、2013年10月30日、小松崎拓男さん(金沢美術工芸大学教授、前広島市現代美術館副館長、元ICC学芸課長):
「仮にの話だが、文化勲章のような国家による顕彰制度が続いたとして、やがて今現代美術を制作するアーティストがその対象になって来るかもしれない。その時一体誰が受賞を受諾し、嬉々として芸術院会員の称号などを受けるかと想像すると、実に興味深い。ちなみに文化勲章の辞退者には陶芸家の河井寛次郎、画家の熊谷守一、文学者の大江健三郎らがいる。 河井寛次郎は人間国宝や芸術院会員も辞退している。さて現代美術のアーティストで誰が辞退するのだろうか、実に興味深い。」
「日本の現代美術アーティスト達を解放せよ!」「FREE CONTEMPORARY ARTISTS IN JAPAN!」の「宣伝書・第一草案」「First draft of the proclamation」の講演会 市原研太郎評論家、亜 真里男、ミヅマアートギャラリーオーナーの三潴末雄さん、ミヅマ アートギャラリー、東京青山、2001年8月10日
2001年8月10日には、東京表参道のミヅマアートギャラリーで私は個展を開きます。 そこでは、「日本の現代美術アーティスト達を解放せよ!」「FREE CONTEMPORARY ARTISTS IN JAPAN!」の「宣伝書・第一草案」「First draft of the proclamation」を日本語と英語で発表しました。写真をご覧のように、ギャラリーオーナーの三潴末雄さんと美術評論家 市原研太郎さんを両サイドに、11点の日本美術に対する疑問を力説しております。現場には様々な美術関係の記者がいらっしゃいましたし、毎日新聞には記事を書いていただきました。私の論創社の本も参照(3)ください。
今再び強調したい項目を載せます:
2. 天皇が関わる「勲章」や国家功労賞を廃止せよ!
6.「日本画」と「洋画」という用語を廃止せよ!
7. 日本のアート界での「派閥」や「縦社会」を廃止せよ!
8. 日本のアート界におけるあらゆる政治/宗教グループの影響力を失効させよ!
新聞に書かれる美術関係の記事に、記者の名前が載るようになったのは、まだまだ最近の進化ですが、それはおそらく、接待と関係する賄賂や天下りの約束などが減ったと言えるからでしょう。 現代はネットに自由な評論を書けるようになったことで、私の公式ブログも、おかげさまで、記事と話題性によって、年間アクセス数が120.000~200.000のヒットを受けています。 優秀な現代美術のキュレーター数も多くなり、横浜美術館(1989年)、水戸芸術館(1990年)、東京都写真美術館(1995年)、東京都現代美術館(1995年)、森美術館(2003年)を開館したきっかけで関東で現代美術を体験できる場所が少しずつ広がりました。
しかし、「日展」関連の話題が続いた事で、毎年「芸術の秋」に合わせ、関東で古い日本画・洋画展が開かれるしくみに気がつきました。恐ろしいほど長い展覧会のリストです。大半の国民は、このような巧妙な動きには気がつかないでしょう。
Bunkamura ザ・ミュージアム
「山寺 後藤美術館コレクション展」 バルビゾンへの道 2013年10月20日~11月18日
三菱一号館美術館
「三菱一号館美術館名品選2013 -近代への眼差し 印象派と世紀末美術-」 2013年10月5日~2014年1月5日
横浜美術館
「横山大観展 良き師、良き友」 2013年10月5日~11月24日
「生誕140年記念 下村観山展」 2013年12月7日~2014年2月11日
東京国立近代美術館
「竹内栖鳳展 近代日本画の巨人」 2013年9月3日~10月14日
国立西洋美術館
「システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展―天才の軌跡」 2013年9月6日~11月17日
東京都美術館
「ターナー展 Turner from the Tate: the Making of a Master」 2013年10月8日~ 2013年12月18日
山種美術館
「小林古径生誕130年記念 古径と土牛」 2013(平成25)年10月22日~12月23日
東京藝術大学大学美術館
「興福寺創建1300年記念 国宝 興福寺仏頭展」 2013年9月3日~2013年11月24日
東京富士美術館
「光の賛歌 印象派展」 2013年10月22日~2014年1月5日
損保ジャパン東郷青児美術館
「トスカーナと近代絵画 もうひとつのルネサンス」 2013年9月7日~2013年11月10日
国立新美術館
「印象派を超えて ─点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」 2013年10月4日~2013年12月23日
第45回日展「日本の美 今 を観る」 2013年11月1日~2013年12月8日
三井記念美術館
「国宝『卯花墻』と桃山の名陶―志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部―」 2013年9月10日~2013年11月24日
根津美術館
「井戸茶碗 -茶人が慈しんだ朝鮮のやきもの-」 2013年11月2日~2013年12月15日
ポーラ美術館
「モネ 風景を見る眼 19世紀フランス風景画の革新」 2013年7月13日~2013年11月24日
ブリヂストン美術館
「カイユボット展 ― 都市の印象派」 2013年10月10日~2013年12月29日
サントリー美術館
「Drinking Glass―酒器のある情景」 2013年9月11日~2013年11月10日
出光美術館
「仙厓と禅の世界」 2013年9月21日~2013年11月4日
千葉市美術館
「ジョルジュ・ルオー展」 2013年10月1日~2013年11月17日
そごう美術館
「知られざるミュシャ展 故国モラヴィアと栄光のパリ」 2013年10月19日~2013年12月1日
私としては、このような「秋の展覧会」は「もう見飽きた、うんざりだ」というような意見です。かわりに、我が国の現代美術家達をもっと展示してほしいと思っています。現代アートであっても、考えさせる、体験できる、面白く、感動していただける展覧会がたくさんできるはずです。 しかし、多くの美術愛好家は、日本美術展覧会や「銀座の貸し画廊」の展覧会を「現代美術」であると信じています。それは大変困った大間違いです。 そして、この「芸術の秋」が、日本の美術教育に「恐ろしい」影響を及ぼしているのです。 つまり、この時期の同じような展覧会に洗脳され、読売新聞などでも頻繁に宣伝され、日展に関係する文化勲章、文化功労、内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、日展会員賞を、我が国民に幅広く知らしめているのです。 毎年11月3日、文化の日に、文化勲章の親授式が、皇居・宮殿で行われ、受章者5人に天皇陛下から勲章が贈られます。 今年の受賞者の一人に「日展」で内閣総理大臣賞を受賞した経歴を持つ、書家の高木聖鶴さんがいらっしゃいます。
そして現在、その系列に直接関係する、「日展」の「書」の部門がスキャンダルに揺らいでいます。
ある学芸員(I.H.)のコメント:「日本の権威主義の悪いところです。憶測ですが、たぶん 書だけではないと思います。それから朝日新聞以外の新聞もそれは知っていたのではないでしょうか。」
朝日新聞デジタルより:
日展書道「篆刻」、入選を事前配分 有力会派で独占
2013年10月30日05時41分 【沢伸也、田内康介】日本美術界で権威のある日展の「書」で、有力会派に入選数を事前に 割り振る不正が行われたことが朝日新聞の調べで分かった。毎年1万人以上が応募する国内 最大の公募美術展への信頼が揺らぐのは必至だ。 日展には日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5科がある。1万円を払えば誰でも応募で き、入選すれば展示される。今年度は11月1日から国立新美術館(東京・六本木)で開催 される。1万3919点の応募があり、7割が書だ。、、、 http://www.asahi.com/articles/TKY201310290515.html
朝日新聞デジタルより:
「天の声」で入選差し替え 日展書道、事前配分
2013年10月30日07時54分 国立新美術館では11月1日から開催される日展に向けて準備が進む=10月29日、東 京・六本木 国内最大の公募美術展である日展の「書」の審査が「派閥の論理」でゆがめられていた。会派幹部の証言からは、入選数を会派ごとに割り振る慣行が続いていたことがうかがえる。 朝日新聞は、会派幹部から審査員への手紙を入手した。会派間で入選数を取引する生々しい 記述がある。 「我が社中(会派)では毎年3人くらい入選させていただいております」、、、 http://www.asahi.com/articles/TKY201310300010.html
「会員」ー「常務理事」ー「顧問」ー「日本芸術院会員」ー「勲章」の日本美術展覧会の論理は、解りやすいのですが、このような「官展」では、国の芸術院制度として耐えがたい問題です。
アップデート:
日本初、夫婦で文化勲章。日展理事長の奥田小由女先生におめでとうございます
For the First Time in Japan, Wife and Husband Received the Order of Culture. Congratulations to Chief Director of NITTEN: Maestra OKUDA Sayume
https://art-culture.world/articles/nitten-order-of-culture-日展-文化勲章/
例えば、我々の税金で、120人の日本芸術院会員の「年金」に年間 約33億6千万円 (日本芸術院会員手当、諸謝金、日本芸術院賞金、職員旅費、委員等旅費、庁費)が用意され、天皇皇后両陛下御臨席のもと行われる恩賜賞の為、日本画、洋画、彫塑、工芸、書の作品も購入されています。さらに、日本芸術院の会員選考の関係で、「センセイ方」が会員の家をあいさつして回る事前運動、「申し合わせ」の賄賂文化が未だに続いています。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/08/28/1336960_12.pdf
http://www.geijutuin.go.jp/03/
http://www.geijutuin.go.jp/05/index.html
平成21年度(第66回)恩賜賞及び日本芸術院賞授賞者からの説明をお受けになる天皇皇后
両陛下(日本芸術院会館(台東区))
http://www.kunaicho.go.jp/activity/gonittei/01/photo1/photo-20100531-1217.html
〈文化変調〉第5部・ゆらぐ権威(4)時代とずれ 芸術院 – 朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201012090283.html
その上、同10月30日NHKニュースの中で発表された、ある文章にも注目させて頂きたいです:「文化庁芸術文化課の舟橋徹課長は『日展はわが国を代表する美術展なので審査は公正に行われる必要がある。速やかに調査して事実関係を報告してもらいたい』と話しています。」
「日展はわが国を代表する美術展」、つまり、その団体の美術家達は日本代表アーティストである的な発言は、大変失礼で検討違いな文化庁の態度をあらわにしています。にっぽんの世界に誇れる優秀な美術家達、舟越桂、草間彌生、会田誠、菅木志雄、村上隆、塩田千春、奈良美智、杉本博司、安田侃、荒木経惟、川俣正、森山大道、森村泰昌、森万里子、大竹伸朗、松井冬子、田中功起、福田美蘭などの大活躍に対して、我が国の文化庁は、もっと正式な尊重を示された方が宜しいかと思います。
ちなみに、今年の日展で配布された外国人向けの宣伝説明書では、鑑賞者数が100万人と書かれていますが、日展のホームページでは、50万人と発表されています(2枚の写真をご覧ください)。
http://www.nitten.or.jp/english/index.html
こういう数字の差は疑惑を招き、公益社団法人でありながら、嘘をついている事が明らかに なっています。私は今年の日展に4回訪ねましたが、鑑賞者は、いつもまばらで、ガラガラ でした。
アップデートの比較画像:2018年の展示会場は小さくなりました。
アップデート2020年11月7日:
アップデート2021年11月3日:
日本画(美術評論家 太田垣實氏)、洋画(東京ステーションギャラリー 館長 冨田章氏)と 書(書道文化研究家 西嶋慎一氏)の公式講演会(4)を聞きに行きましたが、参加者は、主に年配の方々で少なく、写真をご覧のように、ほぼ半分が眠っていました。
ついでに、ダサいカタログ(「第四十五回 日展作品集」3000円)や、イヤホン・ガイド (800円)の料金に対して領収書も渡されなかったです。
重ねて文化庁に申し上げたいのは、危機感が高まりつつあるのは事実ですから、後援を辞めて、堕落した日本美術展覧会(日展)の制度や日展作家の作品の買い取り(5)を一早く止め、 我々の税金を無駄にしないで頂きたいです。「にっぽん生まれ」ばかりの美術団体はおかしく、まさしく我々の国の恥です。
アップデート:
日本初、夫婦で文化勲章。日展理事長の奥田小由女先生におめでとうございます
For the First Time in Japan, Wife and Husband Received the Order of Culture. Congratulations to Chief Director of NITTEN: Maestra OKUDA Sayume
https://art-culture.world/articles/nitten-order-of-culture-日展-文化勲章/
(寺坂公雄さんについて: 「日展、光風会展で活躍する洋画界の重鎮・寺坂公雄さんが、今春5月、日展理事長に就 任。自身の創作活動の一方で、安田火災美術財団理事(現・損保ジャパン美術財団理事)、 文化庁ナショナルギャラリー専門委員として辛辣をふるった実務派に、新たな決意と展望などを聞いた。」)
実は、初日の日展を観に行った際に、2つの出会いがありました。NHKの取材でインタビュ ーされていた副理事長 土屋礼一さん、困った姿がスナップ写真に表れています。
一方、藤島博文先生から声を掛けられて、
御親切に御自身の日本画「万葉集第九より 旅人の宿りせむ野に霜降らばわが子羽ぐくめ天
の鶴群」
アップデート:
と、その近くに展示されたご子息、藤島大千さんの絵「アマノイワト」をご紹介頂きました。
画家同士の会話の中で、先生の鶴の色彩感覚の繊細なところを褒めたら、「いや、まだまだです」とにっぽん人の決まり文句を頂きました。
神道の寓意を含んだ、お二人の絵画からは、天皇陛下からの勲章を目指している事が見受けられます。
また、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣や文部科学大臣を努めていらっしゃる自民党の下村博文氏との交流関係もあり、今年3月のお二人の写真も印象的です。「下村博文公式WEB」(スクリーンショット)で、拝見した内容はこちらです。
自由民主党所属の衆議院議員 下村博文氏の公式ホームページからのスクリーンショット
藤島博文画伯作「鹿服の里」
公開日:2013年3月12日 投稿者:下村博文
「藤島博文先生が、ご自身の絵をお持ちになられました。『鹿服(アラタエ)の里』という作品です。時の天皇が御即位されると、阿波の国では当時の豪族が、麻の紡糸で布を織り献上しました。 桜の咲く頃、その地を訪れた藤島先生がご子孫の方とお目にかかり、今もこんなにも素晴らしい伝統文化が息づいていた事に感動され、全国に伝授したいという想いでお描きになった絵です。 写真はその絵の前で藤島先生とご一緒に、また先生のお手元には最近出版されました先生の御著者『日本人の美伝子』です。この中にも『鹿服の里』の記述があります。」
偶然の出会いの中で、日本美術展覧会と自民党が融け合っている事を容易に認める事ができました。
それから、天皇陛下から勲章を受章した書家 高木聖鶴さんの言葉に注目させて頂きたいです。
アップデート:
日本初、夫婦で文化勲章。日展理事長の奥田小由女先生におめでとうございます
For the First Time in Japan, Wife and Husband Received the Order of Culture. Congratulations to Chief Director of NITTEN: Maestra OKUDA Sayume
https://art-culture.world/articles/nitten-order-of-culture-日展-文化勲章/
2013年11月16日に国立新美術館の日展の会場で『日展の書』について講演会をなさるはずだった読売新聞東京本社編集委員 菅原教夫氏は、11月14日の読売新聞文化面をご覧のように、次の記事を発表しました:「文化勲章受章の書家 高木聖鶴さんに聞く」。
この中の気になる団体は、読売新聞社の読売書法会で、この審査関係役員の方々は大臣賞、 文化賞、勲章を受け取る機会を待っているように見えます。
読売書法会 (アップデート)
https://yomiuri-shohokai.com/shohoten_judges.html
https://yomiuri-shohokai.com/image/bungeika_list_2018.pdf
https://yomiuri-shohokai.com/image/shohoten34_list05.pdf
高木さんの発言の中には、「天の声」の制度はこのまま続いても宜しいというような全く時 代の空気の読めないインタビューの結論でした。 「篆刻部門の入選者割り振り問題で揺れる目下の日展に話題を振ると、『青山杉雨先生のよ うな風格のある書家がいなくなりました』としつつ、『時代の成り行きでいろいろ問題も起 きます。でも、すぐ収まります』と、書の普遍性を信じる。」
日本美術団体、特に日本美術展覧会(日展)と読売新聞社と天下りと賄賂文化と自民党の政治家、つまり、この5つのものの相互関係はこんにちまで続いています。入選と関連する月謝、謝礼、汚職画号の制度、階級社会は危機感をいだいており、国民に、美術愛好家に、極めて悪い影響です。結局、にっぽんの美術教育の先生方が勉強不足な教え方のせいで、我が国の子供達に大きなダメージを与えています。美術を楽しむ、体験するには、美術団体は必要ありません。 日本人のみならず美術団体の活躍は可笑しく(6)、「天皇のジョーカー」(三島由紀夫のお 言葉を借りて(7))も使ってはいけません。自由な表現は当然できないからです。
三島と天皇制
Twitter、2013年10月30日、小松崎拓男さん(金沢美術工芸大学教授、前広島市現代美術館副館長、元ICC学芸課長):
「有力美術団体の公募展に入選した学生の元に郷里の町長から祝電が届いたという話しを聞
いたことがある。これが世間の常識である。文化功労者の顕彰には美術団体の地方の有力者
と思われる人物の名前が並ぶ。今の空気を呼吸していない文化庁を中心とした国策の文化制
度はとうの昔に破綻しているのだ。」
今年2013年には、安倍総理大臣が、高橋コレクション、また、皇后陛下が、福田美蘭展や森美術館の現代美術展をご覧になった事を用いて、我が国の社会、時代の変化を感じております。(3枚の画像をご覧下さい)
ネオネオ・ガールズ @ 高橋コレクション日比谷 1/2
http://www.art-it.asia/u/sfztpm/ex2O0j5E8KzZCTGAWY79/
東京オリンピック2020・福田美蘭展・富士山
http://www.art-it.asia/u/sfztpm/6O7XBmoL3QluGCKtsNU2/
高橋龍太郎さん、草間彌生さん、南條史生さん、福田美蘭さん、皆様と交際を持っていますので、これらの事情に対して個人的な意見は控えさせて頂きます。
今改めまして、学校の先生方へ大きなお願いがあります:きちんと、我が国のアート実践を勉強してください。現代美術の学芸員の仕事を尊重してください。
生徒さんを横浜ー、あいちー、福岡トリエンナーレ、「大地の芸術祭の里」や瀬戸内国際芸術祭(8)に連れて行ってください。可笑しい「天の声」・「年功序列」を用いる美術団体を 否定してください。目を覚ませ、沖縄から北海道まで、にっぽんの生徒の皆さん、今まで、 あなた達は、うまいように操られてたんですよ。
東京、2013年11月21日
亜 真里男
日本の美 今 を観る
第45回 日本美術展覧会
日展
日本画 / 洋画 / 彫刻 / 工芸美術 / 書
THE JAPAN FINE ARTS EXHIBITION
会期:平成25年11月1日~12月8日
会場:国立新美術館
http://www.nitten.or.jp/2013special/index.html
http://www.nitten.or.jp/
脚注
(1)
日本一現代美術家: 会田誠 (上)
http://www.art-it.asia/u/sfztpm/PNGoCV8r0sFzpv3tTWUM/
(2)
マリオ・A カメラの前のモノローグ 埴谷雄高・猪熊弦一郎・武満徹 (集英社新書) [新 書]
https://www.amazon.co.jp/カメラの前のモノローグ-埴谷雄高・猪熊弦一郎・武満徹-集英社新書-マリオ・/dp/4087200310
(3)
マリオ・A 日本美術家 [大型本]
http://www.amazon.co.jp/マリオ・A-日本美術家-マリオA/dp/484600435X
(4)
講演会・映像による作品解説 ~ 作品の背景と美術の本質を分かりやすく解説
11月2日
『日展の日本画』
美術評論家 太田垣實
11月3日
『日展の洋画』
東京ステーションギャラリー 館長 冨田章
11月16日
『日展の書』
書道文化研究家 西嶋慎一
http://www.nitten.or.jp/2013special/event/kouen.html
(5)
土屋 礼一(つちや れいいち、1946年2月28日 – )は、日本画家。本名:土屋禮一(つちや れいいち)。
来歴 岐阜県養老町出身。岐阜県立大垣南高等学校、武蔵野美術大学卒業後、加藤東一に師事。日展の常連受賞者となる。 日展理事、武蔵野美術大学客員教授、金沢美術工芸大学教授。現代日本を代表する日本画家の一人であり、代表作『赤い沼』は文化庁に買い取りを受けている。2007年に「軍鶏」で日本芸術院賞受賞。2009年、日本芸術院会員。
http://ja.wikipedia.org/wiki/土屋礼一
(6)
日本美術展覧会会員名簿
http://www.nitten.or.jp/about/meibo.html
(7)
Mishima: una vita in quattro capitoli (1985, Paul Schrader) ITA -sottotitoli
The Strange Case of Yukio Mishima – 1985 – BBC – Arena – documentary
(8)
横浜トリエンナーレ
http://www.yokohamatriennale.jp/index.html
瀬戸内国際芸術祭
http://setouchi-artfest.jp/
あいちトリエンナーレ
http://aichitriennale.jp/index.html
大地の芸術祭の里
http://www.echigo-tsumari.jp/
福岡トリエンナーレ
http://faam.city.fukuoka.lg.jp/cgi-bin/topics/topics.cgi?tid=10189
当時のおまけ:
我が国の時代の進化。皇后陛下とヒラリー・クリントン氏のキスの挨拶とスキンシップが人間らしい態度
2013年以降の記録や参考になる画像 (2018年11月9日まで)
2014年9月16日、フェイスブックでのコメント:
(ミヅマアートギャラリー オーナーの三潴末雄 氏)
Mizuma Sueo
日展のおぞましい実態の暴露が赤裸々に書かれています。
(東京美術倶楽部、東京美術商協同組合の彩鳳堂画廊、代表 本庄俊男 氏)
Toshio Honjo
何処の国でも同じ様なサロン的な展覧会があるね。
フランスの サロン ドートンヌ、ニューヨークにも同じ様な美術愛好家の展覧会がある。
NYのはクラシックな立派なビルで会員が何千人もいてそれなりの権威があるらしかった。
傑作なのは、ビルの持ち主がビルを協会に寄付をした時に自分の死後は愛犬を理事長にする様にとの遺言が有り、私が連れて行かれた時は犬が理事長だった。
全く笑ってしまったよ!
日展問題は、帝展から継続しているから 文科省が中々決断出来ないのよ。
帝室技芸員→芸術院会員、この制度を何とかしないと、日本の美術界は それこそ崩壊して行くね。
文化勲章、文化功労者の制度も見直さないといけない。
Mizuma Sueo
東京美術倶楽部の重鎮からの発言に百万人の援軍を受けた気分です。
聞くところによれば文化勲章は芸術院会員から選考して来た制度を文化庁は改める方針のようですね!芸術院会員以外からも文化勲章は選ばれた事はありますが、文化庁がこうした方針を強く打ち出せば、日展の権威低下を促すのではと期待しています。
音楽の世界に歌謡曲や民謡があって、国民が愛唱するように、美術の世界にサロン的なアートを愉しむローカルな組織があっても問題ありません。
問題はそうしたサロンが権威を持ち、圧力団体として日本の美術界を牛耳っていることです。国際的な競争力もない画壇に集まる西洋バリの作品を見ると、21世紀なのにと、時代錯誤な表現に恥ずかしくなります。日本には世界に誇れる自前の文化があるのに、いつまで西洋由来のエピゴーネン(亜流)に甘んじて行くのでしょうか⁈
話しが変わりますが、早く草間弥生が文化勲章を受賞し、尚且つ国民栄誉賞をあげて欲しいと思っています。スポーツだけでなく、世界的に文化で高い評価を得て活動している、草間弥生は国民栄誉賞に相応しいアーティストだと思います。
参考:
「ハイカルチャーの日本美術 世界に発信を!」
草間彌生氏 総理官邸に安倍首相を表敬訪問―青柳文化庁長官、髙橋龍太郎、本庄俊男の各氏と
http://www.art-annual.jp/news-exhibition/news/28132/
MIZUMA ART GALLERY / ミヅマアートギャラリー
http://mizuma-art.co.jp
文化庁が日展への後援を再開へ
(2015年) 9月4日
おととし、審査の不正が指摘された国内最大の公募美術展「日展」について、後援を見送っていた文化庁は、「公平な審査が実施される体制になった」として、今年度の展覧会を後援することを決めました。
日展を巡っては、おととし「書」の部門の審査で、入選者の数を会派ごとに事前に割りふる不正な審査があったと指摘され、これを受けて日展では外部審査員の導入や、審査の過程を監視する監査室の設置など、審査体制の見直しを行ってきました。
この問題を受けて文化庁では恒例となっていた日展への後援を昨年度まで行っていませんでしたが、来月始まる今年度の展覧会について「公平かつ公正な審査が実施される体制になった」として、再び後援することを決めました。
また、合わせて取りやめていた「文部科学大臣賞」の授与についても許可したということです。
日展は「今までの取り組みがある程度認められたものだと思うが、今後もさらに改革を進め、公募展の質を高めたい」とコメントしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150904/k10010215571000.html
2018年の日展目録、ページ7より:
平成三十年 日展審査員
その中:
第一科 日本画
河合正朝(千葉市美術館館長)
第四科 工芸美術
島敦彦(金沢21世紀美術館館長)
2017年11月3日に開幕した「改組 新 第4回日展」の、日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5科全ての受賞者が発表された。
今年は応募11,581点のうち2,225点が入選。うち新入選は369点であった。
展覧会は12月10日まで六本木・国立新美術館で開催されている。
各賞の受賞者は次の通り(敬称略)。
■第1科「日本画」
[内閣総理大臣賞]
田島奈須美
[東京都知事賞]
東 俊行
[日展会員賞]
由里本 出
[特選]
井上律子 久保文音 齊藤靖子 中馬由輔
新川美湖 服部泰一 潘 星道 村林典博 山内登喜雄
■第2科「洋画」
[内閣総理大臣賞]
小灘一紀
[東京都知事賞]
熊谷有展
[日展会員賞]
桑原富一
[特選]
大渕繁樹 鍵主恭夫 吉川和典 齋藤 均
田中里奈 ナカジマカツ 中村龍介
本田年男 本山二郎 山内大介
■第3科「彫刻」
[文部科学大臣賞]
池川 直
[東京都知事賞]
堤 直美
[日展会員賞]
笹山幸德
[特選]
遠藤 徳 桑原秀栄 元田木山 白坂弘子
永江智尚 長谷川倫子 丸田多賀美
三上健治 横山丈樹 脇園奈津江
■第4科「工芸美術」
[文部科学大臣賞]
相武常雄
[東京都知事賞]
原 典生
[日展会員賞]
得地秀生
[特選]
青木宏憧 小田謙二 木谷陽子 髙橋斗雄
谷口勇三 西 緑 早瀨郁惠 古瀬政弘
南 正剛 山本由紀子
■第5科「書」
[文部科学大臣賞]
真神巍堂
[東京都知事賞]
日比野 実
[日展会員賞]
永守蒼穹
[特選]
岩井秀樹 川合玄鳳 倉橋奇艸 佐井麗雪
鈴木立齋 寺坂昌三 歳森芳樹 長井素軒
松原宏仙 宮負丁香
日本初、夫婦で文化勲章。日展理事長の奥田小由女先生におめでとうございます
For the First Time in Japan, Wife and Husband Received the Order of Culture. Congratulations to Chief Director of NITTEN: Maestra OKUDA Sayume
https://art-culture.world/articles/nitten-order-of-culture-日展-文化勲章/
日本初、夫婦で文化勲章。日展理事長の奥田小由女先生におめでとうございます
For the First Time in Japan, Wife and Husband Received the Order of Culture. Congratulations to Chief Director of NITTEN: Maestra OKUDA Sayume
https://art-culture.world/articles/nitten-order-of-culture-日展-文化勲章/
日本初、夫婦で文化勲章。日展理事長の奥田小由女先生におめでとうございます
For the First Time in Japan, Wife and Husband Received the Order of Culture. Congratulations to Chief Director of NITTEN: Maestra OKUDA Sayume
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日本初、夫婦で文化勲章。日展理事長の奥田小由女先生におめでとうございます
For the First Time in Japan, Wife and Husband Received the Order of Culture. Congratulations to Chief Director of NITTEN: Maestra OKUDA Sayume
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今日のおまけ:
憲法改正「議論しないのは職場放棄」 自民本部長が野党側に
2018年11月9日 19時05分憲法
憲法改正をめぐって、自民党の下村憲法改正推進本部長は、今の国会で、憲法審査会が開かれていないことについて、「議論さえしないのであれば、国会議員として職場放棄ではないか」と述べ、野党側をけん制しました。
憲法改正をめぐって、自民党は、今の国会で、憲法審査会に「自衛隊の明記」など4項目の党の改正案を提示することを目指していますが、憲法審査会は開かれていません。
こうした中、自民党の下村憲法改正推進本部長は、民放のテレビ番組で、「憲法審査会を開いて、自由討議をやって、自民党は、『こういうものを出したい』と言っていくつもりだ。野党は野党で、それに付言してもらってもいいし、憲法改正に関する違う考え方を言ってもらってもいい」と述べました。
そのうえで「平場で憲法改正について率直に議論さえしないのであれば、高い歳費をもらっている国会議員として職場放棄ではないか。国民にもわかってもらいたい」と述べ、野党側をけん制しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181109/k10011705131000.html
2020年9月15日、アップデート:
自民党の菅義偉 総裁(中央)と記念写真に納まる新四役の(左から)山口泰明選対委員長、佐藤勉総務会長、二階俊博幹事長、下村博文政調会長です。東京・永田町の自民党本部
2022年8月20日、アップデート:
NHK、2022年8月15日
旧統一教会名称変更 下村元文部科学大臣の関わりは?
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/87587.html
2022年9月16日、アップデート:
旧統一教会と“極濃ズブズブ”山谷えり子氏&下村博文氏が大炎上! 反論・釈明が完全逆効果
9/16(金) 13:33
内閣支持率がガタ減りしている。要因は安倍元首相の国葬強行、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と自民党の癒着隠しだ。
特に足を引っ張っているのが、教団と関係が深い安倍派の面々だ。なかでも、国民の神経を逆なでしているのが、長年の関わりは周知なのに、自民の「自己点検の集約」で名前が公表されなかった山谷えり子元国家公安委員長。ただでさえ不信の目を向けられているのに、13日になって〈一部メディアの報道について、事実に基づかない誤った……〉などとツイート、A4用紙1枚の声明文をアップし、炎上を招いている。冒頭にこう書いている。
〈2005年に旧統一教会の関連団体が作成したとされる「内部文書」と、同年3月に私が行った参議院予算委員会での質疑などをもとに、旧統一教会との関係性が疑われるとの報道がなされています。こうした報道は事実に基づかない誤ったイメージを与えるものと危惧しており、以下の点について改めて明確にしておきます〉
「内部文書」はジャーナリストの鈴木エイト氏が入手した教団の関連団体がまとめた冊子「指導者セミナー」を指すようだ。
そこには「ジェンダー」という用語を使用させないため、〈安倍晋三官房長官と山谷えり子内閣府政務官でチェックできるように関係省庁、議員に積極的に働きかける〉と記載があった。実際、山谷氏は国会審議で「ジェンダー」及び「ジェンダーフリー」を使用しないよう小泉政権に迫っていた。
山谷氏のツイートには返信が相次ぎ、〈それならなぜ十二年前に有田さんに当時やっていたブログでディスられたときにアンサーしなかったんですか?〉〈貴方のことなんか壺ウヨ以外だーれも信用しないと思いますよ〉と、過去の発言を掘り起こされ、バンバン貼り付けられるありさまだ。
■下村氏のツイートには批判的な返信が殺到
教団の名称変更への関与が疑われる下村博文元文科相のツイッターも、えらいことになっている。政調会長として臨んだ昨秋の衆院選前に統一教会の関連団体から要望を受け、党の選挙公約への反映を指示した疑いがあると14日に報じられたからだ。
下村氏は党本部で「断固抗議し、撤回を求める。陳情を受けた事実はなく、公約に入れろとの指示もしてない」と釈明したが、完全に逆効果となっている。
地元商店街イベントに参加した様子を書き込んだ前日のツイートに批判的な返信が殺到。〈そんなことよりはくぶんさん、ぶんしゅんのことしっかり説明してよ〉〈疑惑を明らかにしてから、人前に出ましょう〉
動かぬ証拠を突きつけられても、かたくなに認めないため、2人とも国民の怒りをさらに大きくしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb2e59a80920cb11dfe5d9a14e3a5fb5e1c5f103
令和5年12月30日、アップデート
西村前経産相や下村元政調会長を任意聴取 政治資金 東京地検
2023年12月30日 18時51分
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、東京地検特捜部が、安倍派の事務総長を務めた経験がある西村康稔・前経済産業大臣や下村博文・元政務調査会長から任意で事情を聴いたことが関係者への取材でわかりました。特捜部は派閥の政治資金収支報告書にパーティー収入の一部が記載されなかった詳しい経緯について確認したものとみられます。
自民党の安倍派「清和政策研究会」では、所属議員がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックし、その分を派閥の政治資金収支報告書にパーティーの収入として記載しない運用が組織的に行われた疑いがあり、東京地検特捜部は政治資金規正法違反の疑いで安倍派の事務所を捜索するなど、捜査を進めています。
安倍派では、派閥の幹部6人を含む大半の所属議員側に、パーティー収入の一部がキックバックされていましたが、特捜部が新たに派閥の運営を取りしきる事務総長を務めた経験がある西村康稔・前経済産業大臣や下村博文・元政務調査会長から任意で事情を聴いたことが関係者への取材でわかりました。
安倍派では、松野・前官房長官、高木・前国会対策委員長、世耕・前参議院幹事長、萩生田・前政務調査会長、塩谷・元文部科学大臣の幹部5人が、すでに特捜部の任意の事情聴取を受けていたことが明らかになっていて、現在の安倍派の幹部6人すべてが事情聴取を受けたことになります。
政治資金規正法違反の不記載などの罪の時効にかからない去年までの5年間の安倍派の事務総長は、下村・元政務調査会長が2018年1月から2019年9月まで、松野・前官房長官が2019年9月からおととし10月まで、西村・前経済産業大臣がおととし10月から去年8月まで、高木・前国会対策委員長が去年8月から務めています。
特捜部は派閥の政治資金収支報告書にパーティー収入の一部が記載されなかった詳しい経緯などについて確認したものとみられます。
令和6年3月18日、アップデート:
【詳しく】下村氏 キックバック継続の経緯「本当に知らない」
2024年3月18日 18時46分 政治資金
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて衆議院政治倫理審査会が開かれ、安倍派の下村・元政務調査会長は、キックバックが続けられたいきさつについて「いつ誰がどんな形で決めたか本当に知らない」と述べ、関与を否定しました。
。
。
。
「国民に多大なる不信と疑念 心より謝罪」
。
「私の事務所では清和政策研究会のパーティー収入は事務所の口座は別の口座で区別して管理しており、ノルマ超過分はそのまま使用されることなく保管されていた。また一部、派閥から戻された分もあり、事務所内で現金で秘書が保管していたが、これも同様に使用されることなくそのまま保管されていた」
「『裏金』何かに使用した事実はなかった」
下村・元政務調査会長は派閥からのキックバックについて「今回、東京地検の捜査を受け、通帳や事務所で作成した資料はすべて提出し、口座に預け入れられたままとなっていた事実などが確認されている。このことから、いわゆる『裏金』として何かに使用した事実はなかったことは明らかだ」と述べました。
。
。
。
「政治資金問題の説明 経理・会計の報告 全くなかった」
下村・元政務調査会長は「事務総長や会長代理の役職であっても、事務局から政治資金の問題について説明を受けたり、経理・会計について報告があったりすることは全くなかった」と述べました。
。
。
。
下村博文氏は、衆議院東京11区選出の当選9回。これまでに文部科学大臣や自民党の政務調査会長などを歴任しました。
安倍派では、2018年1月から2019年9月まで当時の細田会長のもとで事務総長を、安倍元総理大臣が会長に就任した2021年11月から去年8月まで塩谷・元文部科学大臣とともに会長代理を務めました。
所属議員へのキックバックの取り扱いを話し合ったおととし8月の幹部協議に出席した1人でもあります。ただ、かつて派閥の会長を務めた森・元総理大臣や、「5人衆」と呼ばれる有力議員とは距離があるとされ、去年8月に発足した新たな体制では、派閥の意思決定にあたる常任幹事会のメンバーにはなりませんでした。
。
。
。
下村氏の修正の内容は
安倍派の事務総長を務めた下村氏は、自民党が行ったアンケートで、2022年までの4年間に不記載などの金額が、あわせて476万円あったとしていて、年ごとの内訳は2019年が36万円、2020年が124万円、2021年が188万円、2022年が128万円となっています。
自身が代表を務める政治団体「自民党東京都第十一選挙区支部」の2022年までの3年間の政治資金収支報告書に派閥からの収入、あわせて440万円を記載していなかったとして1月31日に収支報告書を訂正しています。
下村氏は自身のホームページで、ノルマを超えた派閥のパーティー券の販売代金について「専用口座で管理し、一切支出していない」とした上で、「寄付として記載されるべきものだったが、派閥事務局からの誤った伝達もあり、記載されないままとなっていた」などとしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240318/k10014394121000.html
アップデートの終わり
令和元年11月3日、アップデート:
改組 新 第6回 日展 11月1日~24日 @ 国立新美術館
日展 ~ニッポンの美をひらく~
@art_nitten
チケットプレゼント企画、たくさんのフォロー&リツイートありがとうございます。これにてご応募を締め切りとさせていただきます。
抽選後、当選となった200名様には順次DMをお送りいたします。よろしくお願いいたします。
twitter.com/art_nitten/status/1187907094806024192
日展オープニングなう。テープカットを行う逢坂恵理子国立新美術館館長、奥田小由女日展理事長、宮田亮平文化庁長官(左より)
令和4年11月13日、アップデート:宮田亮平日展理事長(令和4)
日展には、日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書と全部で5つの部門があります。
「日展作家アトリエインタビュー」では、各科の作家と、理事長のインタビューをご紹介いたします。
===============
プロフィール
===============
宮田亮平(みやたりょうへい)金工作家・日展理事長
1945年、新潟県生まれ。1970年、東京藝術大学美術学部工芸科卒業、同年、第2回日展初入選。1972年、同大学大学院美術研究科工芸(鍛金)専攻修了。1981年、第13回日展「ゲルからの移行『8』」により特選受賞。1997年、第29回日展「ぱーるんぐ」により特選受賞。2005年、東京藝術大学学長。2009年、第41回日展「シュプリンゲン『悠』」により内閣総理大臣賞受賞。2012年、第43回日展出品作「シュプリンゲン『翔』」により日本芸術院賞受賞。2016年、文化庁長官。現在、日展理事長、東京藝術大学名誉教授・顧問、国立工芸館・顧問。
以上のアップデート
日展オープニングなう。開会の挨拶を行う宮田亮平文化庁長官。「来期は東京五輪で文化振興としても日本博があります。我が国の芸術のレベルの高い日展のような文化を海外に知らせたい」
Commissioner of the Agency for Cultural Affairs MIYATA Ryohei: A culture like “high level artists’ group NITTEN” should be known in foreign countries. (? what ever that means…)
thanks to, courtesy by
森下泰輔
奥田小由女日展理事長ご挨拶「令和という改まった年の最初の日展になります。新しい御代には新しい芸術の創成を行っていきましょう」
森下泰輔
いやいや日展ピラミッドはいまだ堅固ですよ。こいつを長年ぶっ壊したいのですが、なかなか・・・非力なもんでw 与党とつながってますので。日展八百長発覚が6年前。その年だけは文化庁が後援はずしたが翌年より復活。明治以来の国策美術展なわけです。賞も総理大臣賞、文科大臣賞、東京都知事賞。日展幹部は芸術院会員、人によっては受勲しております。
日夏露彦
2013年11月 「不正の温床・日展、106年前から」”勧業から文教政策への転換―国家が美術を奨励するとは聞こえはいいが、実は国家に寄る美術の統制、つまり国威による差別・序列化が底意にある。・・・“と筆者評論。差別、序列化に注意。
森下泰輔
ー もともと芸大が真の芸術家を学長にできない体質も大問題ですね。
ー 現代美術家を文化庁長官にしないと危機的状況ですね
改組 新 第6回日展(令和元年度)
内閣総理大臣賞受賞者
山下保子(日本画)
斎藤秀夫 (洋画)
【改組 新 第6回日展】受賞者インタビュー 斎藤秀夫( 洋画・内閣総理大臣賞)
文部科学大臣賞受賞者
勝野眞言(彫刻)
井隼慶人(工芸美術)
牛窪梧十 (書)
【改組 新 第6回日展】受賞者インタビュー 勝野眞言( 彫刻・文部科学大臣賞)
東京都知事賞受賞者
中村 徹 (日本画)
長谷川 仂(洋画)
齋藤尤鶴 (彫刻)
大樋年雄 (工芸美術)
吉川美恵子 (書)
【改組 新 第6回日展】受賞者インタビュー 中村 徹( 日本画・東京都知事賞)
2019年11月17日のアップデート:
https://nitten.or.jp/award_winner#japanese
改組 新 第6回日展(2019年度)日本画【受賞者】
screenshot from NITTEN website
アップデート:
日本初、夫婦で文化勲章。日展理事長の奥田小由女先生におめでとうございます
For the First Time in Japan, Wife and Husband Received the Order of Culture. Congratulations to Chief Director of NITTEN: Maestra OKUDA Sayume
https://art-culture.world/articles/nitten-order-of-culture-日展-文化勲章/
大饗の儀に280人 風俗歌屏風を披露
東京新聞、2019年11月17日 朝刊
大嘗祭(だいじょうさい)を終えた天皇、皇后両陛下が、酒食を参列者とともにする「大饗(だいきょう)の儀」が十六日、皇居・宮殿の豊明殿で行われた。
…
引用:
会場前方の両脇には悠紀(ゆき)地方(栃木県)、主基(すき)地方(京都府)の四季をテーマに制作した風俗歌屏風(ふぞくうたびょうぶ)が置かれた。同様の屏風は過去の大嘗祭でも作られている。
悠紀地方の屏風は、画家で東京芸大名誉教授の田渕俊夫さん(78)が描いた風景画に、歌人で愛知淑徳大名誉教授の篠弘(しのひろし)さん(86)が詠んだ和歌四首の色紙を貼った。主基地方は、画家で金沢美術工芸大名誉教授の土屋礼一さん(73)と、歌人で京都大名誉教授の永田和宏さん(72)が担当した。
両地方の献物として会場後方に並べられた野菜や果物、干物などが紹介された後、食事が始まった。献立はハモとウドのみそ汁、タイの姿焼きなどの「酒饌(しゅせん)」と、塩引きサケと巻きコンブなどの「饗膳(きょうぜん)」。
舞台では両地方の地名を詠み込んだ歌詞に、宮内庁楽部がその地方の郷土舞を参考にして創作した風俗舞などが披露された。 (比護正史)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019111702000131.html
アップデート:
日本初、夫婦で文化勲章。日展理事長の奥田小由女先生におめでとうございます
For the First Time in Japan, Wife and Husband Received the Order of Culture. Congratulations to Chief Director of NITTEN: Maestra OKUDA Sayume
https://art-culture.world/articles/nitten-order-of-culture-日展-文化勲章/
アップデート:
細川英一|アート専門出版社「ART DIVER」代表 @eiichiHosokawa
(新たな利権争いが生まれる予感。「現代アートの画壇化」という、あるアーティストが語ったパワーワードを思い出す。)
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会員選考の見直し検討 芸術家の栄誉「日本芸術院」
2021年1月29日
文化庁は、日本芸術院(高階秀爾院長)の会員選考について外部からの意見を取り入れる方法などを探るため、2月1日に有識者による検討会議の初回を開く。現状は現役会員の推薦をもとに内部で選んだ候補を文部科学相が任命する仕組みで、国会でも閉鎖的だと指摘されてきた。4月中にいったん意見をとりまとめて日本芸術院に伝え、検討を求めるという。
日本芸術院は、芸術上の功績が顕著な芸術家を優遇するための国の「栄誉機関」として、文化庁に置かれた特別の機関。三つの部会と16の芸術分野で構成され、会員は非常勤の国家公務員で任期は終身、年間250万円が支給される。
検討会議は、1月13日に萩生田光一文科相が設置。時代の変化とともに文化芸術が多様化し、アニメなどで世界的な評価を得る人もいる現状に合わせ、幅広い分野から会員を選ぶ方法も議論してもらう予定だ。萩生田氏は29日の定例記者会見で、6年前に国会で課題を指摘されてから日本芸術院が内部で見直しを検討してきたものの、「やや検討のペースが遅かったという思いがある」とした。
https://www.asahi.com/articles/ASP1Y5T1TP1YUCVL00J.html
アップデート2021年11月:
https://news.yahoo.co.jp/articles/be1d108e762d264f8a6480bb75a95cc27593c7b2
https://www.hokkoku.co.jp/articles/gallery/564023?ph=1
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/564023
今日のおまけ: