クリスティーズジャパン社長・山口桂さん 美の歴史に携わる喜び The Pleasure To Be Engaged In Art History - Christie’s Japan CEO YAMAGUCHI Katsura
昨年一〇月十四日、Chim↑Pomの「人間レストラン」のイベントをきっかけに東京のアートシーンが集まり、その中には、クリスティーズジャパン代表取締役社長の山口桂氏もディープな歌舞伎町に登場していました。
東京アートシーンの中心、MUJIN-TO / FUJIKI Rikaに所属しているChim↑Pom @ 歌舞伎町
Tokyo’s art scene, MUJIN-TO / FUJIKI Rika’s artist group Chim↑Pom @ KABUKICHO
https://art-culture.world/articles/mujin-to-fujiki-rika-chim-pom-kabukicho/
それから、三ヶ月後。昨日の朝日新聞で山口さんを再発見し、びっくりしました。
フロントランナーとして大きくて取り上げられ、とてもチャーミングな方でいらっしゃることが改めて分かるようになりました。特に、略歴はちょっとワイルド系で、国際派、ありがたい日本の新紳士にみえます。
朝日新聞で、アートビジネスの会社が紹介されるのは、珍しい機会です。つまり、クリスティーズのオーナーはフランス人のフランソワ・アンリ・ピノーであり、世界一のアートコレクションを持つ方です。(広い意味で)アート作品との商売を新聞で紹介できるのは、どういう風に読み取ればよいでしょうか。
私からは、現代アートマーケットについて、様々な情報を発表し、そのリンクを同封させていただきます。
また、この機会に、二つの大事なステートメントをもう一度、こちらに発表いたします。
一) オークションハウスは、現代アート作品をアーティストから直接買ってはいけません。
二) 現代アートコレクターは、作品購入から十年以内にオークションに販売してはいけません。アートフリッパーの存在はよろしくないです。
東京、平成31年1月20日
亜 真里男
「Aクラス・現代アートコレクター」マーティン Z. マーグリーズ、マイアミ
‘A-Class Contemporary Art Collector’ Martin Z. Margulies, Miami
https://art-culture.world/articles/a-class-contemporary-art-collector-martin-z-margulies-miami/
五木田智央の絵画が投機好きなアートとして @ ニューヨークタイムズ
GOKITA Tomoo’s Painting as Flip Art @ New York Times
https://art-culture.world/articles/gokita-tomoo-painting-as-flip-art-new-york-times/
サザビーズとクリスティーズのオークションに夢中になっている前澤友作
MAEZAWA Yusaku, crazy about auctions at Sotheby’s and Christie’s
https://art-culture.world/articles/maezawa-yusaku-crazy-about-auctions-at-sothebys-and-christies/
前澤友作の米国アーティスト・ダーリン、マーク・グロッチャンの作品:クリスティーズのロンドン・オークションで下落
MAEZAWA Yusaku’s American Artist Darling Mark Grotjahn @ Christie’s London & Lévy Gorvy : Sharp Depreciation
https://art-culture.world/articles/maezawa-yusaku-mark-grotjahn-christies/
アートマーケットと現代アート・フリッパーについて
Art Market and Art Flippers
https://art-culture.world/articles/art-market-and-art-flippers/
「貧乏臭さ」の象徴:村上隆、ドラえもん、藤子・F・不二雄、ガゴシアン。アート・フリッパー:2020作を2021年4月のオークションへ
Symbol of “Shabbiness”: MURAKAMI Takashi, Doraemon, Fujiko Fujio, Gagosian. Art Flipper: Work of 2020 Selling at April 2021 Auction
https://art-culture.world/articles/takashi-murakami-doraemon-fujiko-fujio-ドラえもん/
昨日の朝日新聞:
アップデート:
アップデート:
クリスティーズジャパン山口桂とアクセンチュア インタラクティブ内永太洋が語る!アートとビジネスの ”価値” の源泉とは?
2019/07/04
Quote 引用:
石村 「アートの投機性というお話がありましたが、歴史を投機性が上回った例として2008年のオークションの例が有名かと思います。この国宝級の運慶が14.3億円で落札された3か月後に、村上隆さんの≪My Lonesome Cowboy≫が16億円で落札されましたが、山口さんはどう感じられましたか?」
山口 「この運慶は重要文化財に指定されましたが、実はこれも”スリーパー”で、元々は目利きなコレクターが骨董屋で2-300万円で購入したものだったのですが、それがオークションに出たらこんな価格になっちゃったんですよね。実はこの運慶のオークションの直後に村上くんと歓喜してたんですよ。彼も『日本の美術がこうして認められたのは、日本の現代芸術家として励みになるし、自分の作品も将来こうして評価されたい』って言ってました。その直後に彼の作品がそれを上回る価格で落札されちゃったと(笑)。」
石村 「村上さん自身、このオークションの結果を受けてものすごくバッシングを受けたんですよね。こんなものがどうして運慶より評価されるんだと。」
山口 「まぁ値段の違いはポピュラリティの違いというか、村上くんの作品を欲しがる人が多かったというだけなのでね。」
https://www.accenture.com/jp-ja/blogs/ait-blog/event-report-business-art20190704